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aoi’s blog

双極性障害II型の近況メモになりつつある

20110311

6年前、大切な人が亡くなった。体の真ん中にぽっかりと大きな穴が開いて、胸のあたりに風が吹くような感覚が続いた。 その一か月後に震災が起きた。 一か月まえの喪失感がさらに大きくなるように感じた。わたしが感じた、体をぎゅっと掴まれるような感覚。私…

花粉症

小学校2年生の頃、暖かくてぽかぽかする天気の日に目が痒いと感じ始めてからこのかたずっと花粉症。この春の陽気が優しくて好きだけれど、同時に目の猛烈な痒みと止まらないくしゃみと鼻水に悩まされる。 朝目が覚めると、身体が起きることがトリガーとなる…

夜、帰り道に、陸橋を自転車で下りながら、少し寂しい気持ちになる。毎日、気づくともう夜になっていて、こうやってうちに帰るのだ。 冷たい夜の風が顔に吹く。一日の終わりにちょっとだけ抵抗してみたくて、自転車のブレーキをかけたくなくて、ぎりぎりまで…

雨の降りそうな夜、空はとても濁っていて、大雨が過ぎたときの川の色みたいだった。 もしかしたら、雨はもう降ってしまったあとで、わたしたちは川の底にいるのかもしれない。雲は厚く、街の光を吸い込んでいる。

黄色、赤、茶色、落ち葉を集めて絵を描いている。 誰も知らない。 わたしが死んだあとも、あの人が好きだった景色が残りますように。

暗くなった帰り道にとても懐かしくて寂しい気持ちになって いろんなことを思い出したとしても 家に着いてごはんを食べてたらそんなことはまるごと 忘れてしまうのだ。

雲一つない冬の空に、飛行機が雲を描く。それはあまりにも綺麗で、世界が終わる瞬間を見ているような気がした。 毎日星が降ってくる世界で、彼女はその軌跡を見ることが好きだった。透き通るような水色の空に、白くて細い線が緩やかなカーブを描く。誰かが大…

歩く

夜に散歩。 小雨が降る蒸し暑い夜。オレンジ色の街灯が照らしているおかげで、静かで人も少ないのに、寂しさはない。 ポニーテールの女の子が、反対側の道を、同じ方向にずんずん歩いている。 リュックサックを背負って、片手にコンビニの袋を持ち、片手にビ…

スターフルーツ

「わあ!可愛い!」 コース料理の最後に出されたデザート、彼女はそれを見てはしゃぐ。さくらんぼとオレンジと黄色い星形の果物が添えられている。あまりにも可愛い可愛いと言う彼女に店員が話しかける。 「スターフルーツ、可愛いですよね」 「これスターフ…

忘れる

雨が降っている時に、行って、帰る時には、止んでいた。だから、傘を忘れて帰ってきた。次の日まで思い出さなかった。わたしがここを離れる前のこと、とってもつらい出来事が起きた。ある人は前と同じように過ごすことに努めたし、ある人は楽しいことだけを…

女の子

下唇をだしてうなずく女。女の子である、ということを自分に言い聞かせて、いままで大きくなってきた女の子。目はできるだけ大きく、上を向かせて、少し媚びるようなくらいが良い。笑い声はなるべく小さく、ささやくように。過呼吸のように。かすれた喘ぎ声…

冷たい曇り空

低気圧に弱い。外からしとしとと音がすると、身体を起こす気力が無くなる。どんよりとした青い景色は、1日のエネルギーを消えかけのろうそくみたいにしてしまう。 まだ覚めない頭は、空気に押し付けられて重たくなる。まぶたはつめたくて、くっついている。 …